「小手先だろうが構わない、本性はグロすぎるから他人に見せたくない」そう割り切るようになった。ありのままの自分を誰に見せればいいのか?「誰にも見せるべきではない」と結論付けた。
しばらく小手先のテクニックを磨いていたら、相手を傷つけずに会話のラリーをする方法がわかるようになった。メモとして記そうと思う。
高圧的な印象を避けるための小手先会話テクニック
1. 否定を避ける
否定をしないだけで高圧さは減る。日本海溝の水圧から低反発枕への圧力の下がり度合いに匹敵する。具体的には以下のようなことである:
- 相手の発現に「いや」で反応しない(インターネットオタクはよくやる)。よく反射的に「いや」で返す人がいるので、「へぇ~」とかに置き換えるといい。
- 否定的な表現を肯定的な表現に言い換える。「Aではない」と言いたいならAを受け止めつつ否定を避け、Bを提示する。例)
人P:「Twitter見たよ!読書が好きなんだって?」
人Q:「(昔は好きだったんだけど最近は仕事でいっぱいいっぱいで読んでないんだよな...)」
人Q:「昔は好きだったんですが、最近はあまり読んでいないんです。最近はサウナにハマっています。」
間違っている相手の発言を否定したいとき、相手の発言をいったん受け止めるのがポイントとなる。上記例では「昔は好きだったんですが」と発話しているが、受け止め方には以下のようなバリエーションがある:
- 「そういう考え方をする人もいますが、」
- 「一面では間違っていないんですが、」
- 「僕も昔はそう考えていたのですが、」
この際「not A」だけで終わらせるとバッドエンドとなる。バッドエンド例:
人Q:「最近は読んでないです」
人P:「そうなんだ(機嫌悪いのかな)」
事実を指摘しただけでも機嫌が悪いとうけ取られてしまうことがある。
2. 強すぎる表現を使わない
弱く見える。例えば以下のような表現である:
- 「死ね」「殺す」など暴力的な表現。「苦手だった」などマイルドな表現に置き換えられる。
- マイナスな表現。ニュートラルな表現に置き換えると圧力を削減できる。
3. 相手のことを受け止めていると明示する
相手を否定したり、相手の存在を抹消したりしようとすると圧力が増す。相手の発言を受け止めるようにすると「相手のことを受け止めているような」感覚を相手から引き出せる。
他にも自分が相手について知っていることを明示するのも有効である。例:
- 「X見てますよ」/「ブログ読んでますよ」/「Zennの記事見ましたよ」など、相手の創作物について知っていることを明示する。
- 「前は○○していましたよね」など、相手の過去について知っていることを明示する
限界
これらのテクニックは仕事では有効なのだけど、友人関係や恋愛関係のコミュニケーションとしては不十分なようだ。考えすぎて会話のテンポがずれることがふえるようになった。自分には何が正しいかわからない。
なぁ、俺はどうすればいいんだ?